以下の注意にご理解頂ける場合、最下段の「はい」ボタンを押して、インフルエンザ予防接種用問診票を入手してください。

インフルエンザワクチンの接種に当たって

1. インフルエンザワクチンについて
インフルエンザワクチンは、免疫をつけ死亡者や重症者の発生をできる限り減らすことを目的に接種するものです。

2. 有効性・安全性について
現在、国内で使用されているインフルエンザワクチンの効果については、重症化や死亡の防止について一定の効果注がありますが、感染防止に対しては100%効果が保証されるものではありません。また、極めてまれではありますが、重篤な副作用も起こり得ます(「6.副反応について」参照)。
ワクチンの有効性については、健常者のインフルエンザの発病割合が70-90%減少、一般高齢者の肺炎・インフルエンザによる入院が30-70%減少、老人施設入所者のインフルエンザによる死亡が80%減少した等の報告があります。

3. 用法・用量・接種間隔について
3歳以上の方は0.5mLを皮下に1回から2回注射します。また、生後6か月から3歳未満の方は、免疫効果を考慮して1週間から4週間(4週間おくことが望ましいと考えられています。)の間隔をおいて、0.25mLを皮下に2回注射します。
本ワクチンを接種する前に、生ワクチンの接種を受けた方は、通常、27日以上の間隔を、不活化ワクチンの接種を受けた方は、通常、6日以上の間隔を、それぞれ空けて本ワクチンの接種を受けてください。

4. 接種を控えるべき方について
次のいずれかに該当すると認められる場合には、予防接種を受けることができません。
(1) 明らかな発熱がある方(37.5℃以上の人)
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
(3) 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方
(4) 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態であると医師に判断された方

5. 接種上の注意について
次のいずれかに該当する方は、健康状態や体質等を担当の医師にしっかり伝え、よく相談した上で接種を行ってください。
(1) 心臓病、呼吸器の病気(気管支喘息を含む。)、腎臓病、肝臓病、血液の病気、発育障害等の基礎疾患を有する方や乳児・小児の方で発育が遅く、医師・保健師の指導を受けている方、妊娠中の方
(2) 予防接種を受けた後に、2日以内に発熱、発しん、じん麻疹などのアレルギー症状を疑う異常がみられた方
(3) 今までにけいれんを起こしたことがある方
(4) 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がおられる方
(5) 本ワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもので皮膚に発しんが出たり、体に異常をきたすなどのアレルギー反応を起こすおそれのある方
ワクチン接種当日は、過激な運動は避け、接種部位を清潔に保つとともに、接種後は体調管理をしっかり行ってください。また、局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん等の異常な症状を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

6. 副反応について
副反応とはワクチン接種に伴い、ワクチン接種の目的である「免疫の付与」以外の反応が発生した場合、これを副反応と呼びます。インフルエンザワクチンでは副反応として、局所反応(発赤、腫脹、疼痛等)、全身反応(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、嘔吐等)がありますが、通常2-3日で消失します。そのほか、ショック、アナフィラキシー様症状、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群等も重大な副反応としてまれに報告されます。なお、局所の異常反応、体調の変化、高熱、けいれん等の異常な症状を起こした場合には、速やかに医師の診察を受けてください。

7. 重篤な副反応発生時の救済制度について
今回のインフルエンザワクチン接種を受けた方が、ワクチン接種によって重篤な副反応が発生した場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品副作用被害救済制度により医療費及び医療手当等、予防接種法の定期予防接種に準じた一定の給付を行う制度があります。

以上の注意点についてご理解いただけましたか?